江古田まさ動物病院 練馬区江古田

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犬の慢性房室弁疾患[僧帽弁閉鎖不全症](疲れやすい・咳が出る・呼吸が苦しそう)

2016.04.10

こんにちは!

江古田まさ動物病院です。

 

今回は心臓の病気である僧帽弁閉鎖不全症についてお話しします。

 

心臓は4つの部屋からできています。

全身を巡った血液は
全身→右心房→右心室→肺で酸素を充填→左心房→左心室→全身 
というように流れます。
それぞれの部屋の境目には弁があり次の部屋に入ったら逆戻りしないようにするためで、僧帽弁(左側)、三尖弁(右側)と言います。
心室が収縮する時、三尖弁や僧帽弁はしっかり閉鎖して逆流を防止します。

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Elanco 犬の心臓の病気とケアより

慢性房室弁疾患[僧帽弁閉鎖不全症]とは僧帽弁あるいは三尖弁もしくは両方がきちんと閉じなくなることから血液が逆流する病気です。

 

原因は弁が加齢などにより厚くなったり変形してうまく閉じなくなって起こります。病気が進行すると心臓が大きくなり逆流もひどくなります。
老齢の小型犬(チワワ、マルチーズ、シー・ズー、ポメラニアン、プードルなど)にみられます。キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルでは特に多く、若齢でも発生することがあります。

 

症状は初期段階では無く、聴診で雑音があり気づくことも多いです。進行してくると疲れやすい・咳が出る・呼吸が苦しそう・食欲不振といった症状がでます。呼吸困難やチアノーゼ(舌の色が紫)が見られる場合は非常に危険な状態で放置すると死亡します。

 

治療は病気の段階に応じてACE阻害薬や強心薬や利尿薬、血管拡張薬など心臓の動きを助けたり症状を緩和するお薬を投与します。場合によっては外科治療を選択することもあります。この病気はお薬では完治しないので進行をゆっくりにして上手につき合うことが大切です。

 

何か気になる症状がございましたらいつでもご相談ください。

当院ではトリミングも行っており、こういった病気のわんちゃんでも気をつけながらさせていただいております。

気になる点がございましたらお電話でもかまいませんのでお問い合わせください。

 

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